20年ぶりに母校の中学へ。
生き方講話という授業の一環で、様々な職の人たちが集まってそれぞれが各教室にてお話をするという機会でした。
他の職業の方は、消防士、保育士、ネイリスト、薬剤師、旅行業、介護士、IT技術者、など。学生が気になる職業の話を選んで聞けるわけです。
その中で木彫り師という形で紹介されましたが、、、学生にとってはなんじゃらほい。
教室に入るまで、何人来てくれるかな、そこも興味深いところでした。
思っていたよりも来てくれました。
自身のことを、真面目に聞いてくれる環境は怖いっすね。。 みんなと同じ目線でお話できるように、そこだけを気を付けながら辿った道のりから彫刻と工芸の仕事を作品を触ってもらいながらお話しました。
最後に、お気に入りの道具を机にズラッと並べて手に取ってもらい。 つまり、刃物ですね。
教室に刃物を持ち込む緊張感はあったけれど、みんなも緊張しながらも目を光らせて見ていました。
使い手に、その後の道をゆだねられる道具なのですよ。
非常に丁寧に触っている子たちもいて、安心しました。 たぶん、その自然に身に着けている仕草は何をやっても良い仕事するだろうな。
伝えることにも力が大事だなと感じた機会でした。 日々の淡々とした仕事の重なりさえあれば。
もっと頑張ろう。
分かり易くも大事だけど、そこが目的にならぬように。 異物感丸出しでも、自身がヨシ、と思う方向でなければ。