知人のご案内で、岩島麻という麻に会ってきました。
かつては日本のいたるところで当たり前に育てられてきた麻。 縄文時代ころからずーっと続いてきたものが、今ではほとんど残ってないそうです。
当たり前って、コロリと変わってしまうね。
村一番の麻挽き名人のシゲルさんによる精麻。 黄金色で、透明感のある艶がとっても美しい。
しかも45年も前のモノを出してくれました。 コレは色味が育ったというか、深い光沢になるのですね。
麻は衣服の繊維として重宝されたようですが、同時に神聖なるものとして、神事や産後のへその緒を縛る糸として使われたそうです。
御年85歳。 シゲルさんのお父さんが作った神楽の面も見せてもらいました。 この面の紐も、麻でした。
その繊維がもともとは生き物である、ということが麻にはよく機能して使われてきたんだなぁ。
夏の終わりころに麻挽きを近くの社務所でするそうです。
「やりに来たら。」
「よろしくっす!」
フトコロの深い、山里でした。
この後は個展の広報活動しながら高崎へ。 イイ服屋さんがあって、本当に久しぶりに行きました。アルディヴァーグ。
ヨーロッパの麻だけど、素敵なシャツを購入。 サラリとした肌触りが気持ちいい。 ものすごーく高くなるんだろうけど、これが日本の麻でできたらカッコイイだろうなぁ!
夕暮れ時、
ラジオ高崎へ。
パーソナリティーの田野内さんから、個展について出演させてもらえることに。
いやぁ、緊張したなぁ。 それにしてもナイスフォローでした!
スタジオに入る前に、気取ってカフェなんかで喋ることを整理しようかと思ったけれどね。 出てくる言葉が決まってしまうのはツマラナイ。
その場で感じて発したことが少し、できた気がします。
オンエアーは、9日の11:00。 今はラジオが無くてもスマホなどでも聞けるんだって。持ってないけど。
76.2Mhz ラジオを聞こう、ラジオ高崎。
その後も懲りずに広報活動。 知人が新たにお店を出したので、そこへ。 超満員。
店主の堀澤さん。 貝とキャベツのそーめん。 このダシの旨さは食べてみれ~。
「
ザブン」というお店です。 手軽に全部、旨い。 ほんとだよ。